福島・Ubuntu・計画


10年以内に、福島県で使用されるデスクトップOSのシェアを、Ubuntu = 50%にします!


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どうやってこの計画を実現するか?


現在のシェア

2012年12月の調査(CMAN調査)で、WEBサイトへのアクセスに使用されたOSのシェアは、以下の円グラフに示されています。

OSシェア2012

Windowsがもちろん圧倒的です。AppleはOSX(デスクトップOS)だけでなくiOS(iPhone、iPadなど)も含んでいます。そしてAndroidのシェアが無視できないほどに大きくなっていることにも注目すべきでしょう。

そして、意外なことに、100人(回)に1人(回)の割合でLinuxが使用されている事実にも注目すべきです。

1万人に1人ぐらいなのかと思いきや、そうでもないらしいのです。

同社の調査が始まった2010年の6月の調査と比較してみましょう。

OSシェア2010

やはり、AppleのiOSと、GoogleのAndroidのシェアの伸びに押され、Windowsのシェアが下がっていることが特徴的です。モバイル時代の到来を明確に示しています。

OSXもかなり伸びています。

Linuxは、あまり変わらず、1%程度です。


おそらくは、Linuxを愛用しているのは、IT企業に勤務する、もしくはフリー・エージェントで働く「開発者」たちです。

開発者たちは、OSXを愛する傾向にありますが、同じぐらいLinuxを愛しています。


私たちの考えは、こうです:多くの人々がWindowsを使用しているのは、Windowsを愛しているからではない。勤務先や学校で使い慣れたOSがWindowsだから、家庭でも使っているに過ぎない。

あるいは。

家電屋のパソコンコーナーで売られているパソコンには、Windowsがプレインストールされている。大多数の日本人は、パソコンとはWindowsのことだと信じている。


計画

1) 公共団体・中小企業・学校などの情報システムを、Ubuntu LTSP(ネットワークブート型シンクライアント・システム)で完全に置き換えます
→ コストを削減し、ベンダーロックインを回避します!

2) ソフトウェア開発の受注を請けるソフトウェアハウスの開発環境をUbuntuで置き換えます
→ Mac OSXのシェアは一定であると予想されますが、プラットフォーム依存によるリソースの無駄遣いから脱却できます!

3) プライベートに購入されるパーソナルコンピュータのプレインストールOSをUbuntuに置き換えます
→ 一部の富裕層はMac OSXを使えば良いですし、ハードなゲーマーはMicrosoftを使えば良いですが、県民のPC利用形態の9割は、Ubuntuで事足りることを周知徹底するべきです!


Ubuntuとは、LinuxというOSの基礎(「カーネル」といいます)を使用した、派生版です。

Linuxの派生版は「Linuxディストリビューション」と呼ばれ、すべて無料です(RedHatのようなベンダーサポートの付いたディストリビューションは別ですが、RedHatから商標である"RedHat"を取り除いただけのCentOSというディストリビューションは無料です)。

中でも、Ubuntu Desktop(この記事ではたんに「Ubuntu」と表記します)の完成度の高さ、使いやすさは群を抜いており、世界的に最も愛用されているLinuxディストリビューションです。

私たちは、福島県で使用されるデスクトップPCのOSをUbuntuにすることにより、福島県民の「幸福度」が向上することを信じています!

デメリットは?

Ubuntu(やLinuxディストリビューション)にも、苦手な分野はあります。

一つは、高機能グラフィックカードを使ったゲームなどに対応できません。これは、グラフィックカード・ベンダーの配布するドライバがオープンソースでないことが原因です。

現在でもLinuxOSのシェアは、世界的に、1%もありますので、グラフィックカード・ベンダーはLinux向けドライバを配布するか、オープンソースにするかが求められています。

現状、フルに3DのCGを使ったアクションゲームなどは、Windowsでしか遊ぶことができません。


もう一つのデメリットは、iTunesのLinux版が配布されていないことです。

これは、Apple社がLinuxを脅威に感じていることが原因です。

Linuxには、あたかもWindowsマシンであるかのようにプログラムに認識させる、wineという仕組みがあり、Windows版iTunesをLinux上で起動することは可能です。

しかし、iTS(iTunesStore)を使用することができません。

したがって、iTunesでアプリや音楽ファイルをダウンロード購入し、iPhone、iPad、iPodに取り込む、という使い方ができません。Linuxしか家に無いのだとしたら、iTSの利用はiPhone、iPad、iPod上で行うしかありません。

私たちは、Apple社に1日でも早くLinux版iTunesの配布を行なってほしいと考えていますが、現状、「生活をApple色で彩りたい」ならば、Mac OSXを使うのが一番だと思います。


Ubuntu LTSP(ネットワークブート型シンクライアント・システム)とは?

例えば:

20名の従業員からなる中小企業が、Microsoft WindowsによるLANシステムを構築する場合、簡単に見積もって、次のコストがかかります:

DELLカスタマイズWindows Server(Windows Small Business Server 2011 Essentials, CALなし)116,500円1116,500円
DELLカスタマイズWindows 7(OS:64bit、CPU:Corei3、メモリ:4GB、HDD:500GB、 マウス&キーボード、Office 2013 Personal、ディスプレイ:18インチ)97,304円201,946,080円
BUFFALOスイッチングHUB LSW3-GT-24NSR(24ポートモデル)31,290円131,290円
合計2,093,870円
クライアント数20台のWindowsシステム

その他、LANケーブルやUSBメモリのような周辺機器、必要なソフトウェアなど(上記見積にはクライアント・アクセス・ライセンス = CALは含まれていません)、諸経費がかかりますが、大雑把に見積もっても、200万円はかかります(DELLは信頼の置けるメーカーのなかでも比較的安く、ここでの見積もりも、DELLのラインナップ中もっとも安いものを選んでいます)。

「そのぐらいの初期投資は必要だ」とお思いでしょうか?

ところが、このシステムの弱点は、Windows OSのアップデートが必要になった場合、クライアントマシン1台につき20,000円前後のライセンス料金がかかることです(20台で400,000円)。

さらに、OSがアップデートした時には、マシンスペックが足りなくなります(Microsoftの場合)。

つまり、「ソフトウェア」「コンピュータ(器具・備品)」の減価償却が終わった途端に、システムの総入れ替えが必要になるということです。

4~5年毎に200万円のコスト。


これを「必要不可欠」なコストだと信じて疑わないのでしたら、ちょっと待ってください。


インターネットに接続するのに、Windowsは必要ではありません。

文書作成や表計算やプレゼンテーション資料を作成するのに、Microsoft Officeは必要ではありません。

社内LANを管理するサーバーに、Windows Serverは必要ではありません。

そしてなによりも、情報セキュリティ上、Windowsはビジネスにとって「不適切」でさえあります(ウィルスなどのマルウェアの99.9999%はWindowsの脆弱性をターゲットにしたものです)。


よく考えてください。

あなたのビジネス(活動)を推進するために、Microsoft製品はすべての社員(メンバー)にとって「絶対に必要不可欠」なものですか?


ワープロ、表計算、プレゼン資料なら、LibreOfficeがあります(PDFでの出力も可能です)。

経理・会計なら、GnuCashがあります。

在庫・出荷管理にはデータベースが必要ですが、それこそ世界的に著名なデータベースサーバはLinux向けに、Linuxで作られたものがほとんどです。

CAD・CAMのLinuxアプリケーションは膨大にあります。

統計処理ならRが有名ですが、SPSSのクローンであるPSPPが最も使いやすいでしょう。


念の為に、見積もりを出してみましょう。

Windowsの例と同じ、20名からなる企業のLANシステムをLTSPで設定するなら:

サイコム社BTOサーバ(Corei7IvyBridge、Z77チップセット、メモリ:32GB、SSD:180GB×2)112,790円1112,790円
ストーム社BTOクライアントPC、21.5型ワイドディスプレイ35,286円20705,720円
ワイヤレスキーボード&マウス2,705円2054,100円
NASサーバケース・2ベイ(QNAP TurboNAS TS-269Pro:SATA3.0対応)53,904円153,904円
HDD 3TB(WD Red 3.5inch IntelliPower 3.0TB 64MBキャッシュ SATA3.0 WD30EFRX)13,478円113,478円
HDD 3TB(Seagate Barracuda 7200.14 3.5inch 3TB 64MB 7200rpm SATA6.0Gb/s ST3000DM001)11,376円111,376円
BUFFALOスイッチングHUB LSW3-GT-24NSR(24ポートモデル)31,290円131,290円
合計982,658円
シンクライアント20台のUbuntu LTSPシステム

このように、110万円もの差があります。

このとき注意していただきたいのは、この構成ではメインサーバ・ストレージサーバ共にRAID 1による冗長性向上措置をとっているのに対し、上述のWindows構成ではRAIDもストレージサーバも無し、という点です。


NAS(ストレージサーバ)のRAID 1ですべてのデータを保管するメリットは、「耐故障性」が、2倍になるのではなく、2乗になることです。

たとえば、ハードディスク1台の故障率が1%の場合、2台のハードディスクによるRAID 1運用にしたとき、この2台のハードディスクが「同時に」故障する確率は1%×1%=0.01%(0.01×0.01=0.0001)となります。

(この見積で、2台のハードディスクをそれぞれ異なるメーカーのものを選んでいるのは、「同じロットの製品は同時期に故障する」傾向があるためです)


コストの面にも注意しましょう。ここでは最低限のクライアントPCを「新たに」導入していますが、もしも、これまで使用してきた中古のPCがあるならば、それをそのまま使い続ける(シン・クライアントマシンに改造する)ことが可能です。

76万円カットすることができ、実質22万円弱で導入することが可能です。


そしてなにより、このシステムを一度導入したら、「永久に」このシステムのまま使い続けることができる、

すなわち、

ソフトやOSのアップデートごとに再投資する必要がない

点が何よりも重要です。

(周辺機器の故障による交換は当然必要です。しかしハードディスクも、2013年時点で、3TBのものが1万円程度で交換することができます)


このようにして、私たちは、御社(あなた)を
ハッピーにすることができます!



この案件へのお問い合わせはVCwareまで